summaryrefslogtreecommitdiffstats
path: root/2021/captions/emacsconf-2021-omegat--emacs-manuals-translation-and-omegat--jean-christophe-helary--main_ja.vtt
diff options
context:
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mode:
Diffstat (limited to '2021/captions/emacsconf-2021-omegat--emacs-manuals-translation-and-omegat--jean-christophe-helary--main_ja.vtt')
-rw-r--r--2021/captions/emacsconf-2021-omegat--emacs-manuals-translation-and-omegat--jean-christophe-helary--main_ja.vtt892
1 files changed, 892 insertions, 0 deletions
diff --git a/2021/captions/emacsconf-2021-omegat--emacs-manuals-translation-and-omegat--jean-christophe-helary--main_ja.vtt b/2021/captions/emacsconf-2021-omegat--emacs-manuals-translation-and-omegat--jean-christophe-helary--main_ja.vtt
new file mode 100644
index 00000000..8d159336
--- /dev/null
+++ b/2021/captions/emacsconf-2021-omegat--emacs-manuals-translation-and-omegat--jean-christophe-helary--main_ja.vtt
@@ -0,0 +1,892 @@
+WEBVTT
+
+00:01.280 --> 00:00:02.560
+皆さん、こんにちは。
+
+00:02.560 --> 00:00:04.400
+エラリー ジャンクリストフといいます。
+
+00:00:04.400 --> 00:00:05.680
+今日はEmacsのマニュアルの翻訳と
+
+00:00:05.680 --> 00:00:08.320
+OmegaTについてお話しします。
+
+00:00:08.320 --> 00:00:10.960
+セッションに参加いただき、ありがとうございます。
+
+00:10.960 --> 00:00:12.880
+自由ソフトウェアの世界では
+
+00:12.880 --> 00:00:15.040
+翻訳は本当に大きな意味を持ちます。
+
+00:15.040 --> 00:00:17.119
+ほとんどのLinuxディストリビューション、
+
+00:17.119 --> 00:00:18.720
+ソフトウェアパッケージ
+
+00:00:18.720 --> 00:00:19.920
+ウェブサイトが
+
+00:00:19.920 --> 00:00:22.320
+異なるプロセスやファイル形式を使い、
+
+00:00:22.320 --> 00:00:23.439
+多くのコミュニティによって
+
+00:23.439 --> 00:00:24.880
+翻訳されていることをすでにご存知でしょう。
+
+00:24.880 --> 00:00:27.359
+翻訳とローカライゼーションについては
+
+00:27.359 --> 00:00:29.599
+ノウハウと経験がかなり蓄積されています。
+
+00:29.599 --> 00:00:30.400
+しかし、Emacsコミュニティについては
+
+00:00:30.400 --> 00:00:32.160
+必ずしもそうではありません。
+
+00:32.160 --> 00:00:34.079
+色々と複雑で、
+
+00:34.079 --> 00:00:35.200
+またリソースがないため、
+
+00:00:35.200 --> 00:00:35.920
+ローカライゼーションプロセスが
+
+00:00:35.920 --> 00:00:37.600
+まだ確立していません。
+
+00:37.600 --> 00:00:39.920
+しかし、マニュアルの翻訳は可能ですし、
+
+00:00:39.920 --> 00:00:41.200
+マニュアルの翻訳によって、
+
+00:00:41.200 --> 00:00:42.399
+Emacsコミュニティ全体に
+
+00:00:42.399 --> 00:00:45.600
+多くの利益がもたらされるでしょう。
+
+00:45.600 --> 00:00:47.920
+では、マニュアルはどうなっているのでしょうか?
+
+00:47.920 --> 00:00:51.199
+今日現在、182のファイルが
+
+00:51.199 --> 00:00:54.160
+.texi や.org 形式で作成されています。
+
+00:54.160 --> 00:00:56.559
+単語数は200万以上です。
+
+00:56.559 --> 00:00:57.360
+文字数は、
+
+00:00:57.360 --> 00:00:59.039
+5000万以上です。
+
+00:00:59.039 --> 00:01:00.559
+これはかなりの量ですし、
+
+01:00.559 --> 00:01:04.559
+当然ながら、一人でできる仕事ではありません。
+
+01:04.559 --> 00:01:06.159
+.texi ファイルを開くと、
+
+00:01:06.159 --> 00:01:07.760
+何が出てくるのでしょうか?
+
+01:07.760 --> 00:01:09.439
+実は、翻訳者が翻訳する必要が
+
+01:09.439 --> 00:01:10.560
+ないものが
+
+00:01:10.560 --> 00:01:12.400
+たくさんあるのです。
+
+01:12.400 --> 00:01:13.680
+ここでは、一番最後の
+
+00:01:13.680 --> 00:01:15.040
+セグメント、一番最後の
+
+00:01:15.040 --> 00:01:16.400
+文だけが翻訳する
+
+00:01:16.400 --> 00:01:18.080
+必要があります。
+
+01:18.080 --> 00:01:19.360
+このようなメタ的なものは
+
+00:01:19.360 --> 00:01:20.240
+すべて翻訳者の目に
+
+00:01:20.240 --> 00:01:24.479
+触れる必要はありません。
+
+01:24.479 --> 00:01:26.720
+このような場合はどう対処すればいいのでしょうか?
+
+01:26.720 --> 00:01:27.680
+ソースファイルの場合、
+
+00:01:27.680 --> 00:01:29.360
+gettext というユーティリティーがあり、
+
+00:01:29.360 --> 00:01:30.640
+翻訳可能な文字列を
+
+00:01:30.640 --> 00:01:32.079
+翻訳可能な形式に変換します。
+
+00:01:32.079 --> 00:01:33.840
+それが .po 形式になります。
+
+01:33.840 --> 00:01:35.520
+この .po 形式はどこにでもあり、
+
+00:01:35.520 --> 00:01:36.400
+自由ではないソフトウェア
+
+00:01:36.400 --> 00:01:38.720
+翻訳業界でも広く使われています。
+
+01:38.720 --> 00:01:39.520
+ドキュメントについては
+
+00:01:39.520 --> 00:01:40.720
+別のツールがあります。
+
+00:01:40.720 --> 00:01:42.000
+po4a と呼ばれるもので、
+
+00:01:42.000 --> 00:01:45.119
+これは「po for all」の略です。
+
+01:45.119 --> 00:01:46.399
+po4aを182.texiと
+
+00:01:46.399 --> 00:01:49.200
+.org ファイルに用いると
+
+00:01:49.200 --> 00:01:50.479
+どうなるでしょうか?
+
+01:50.479 --> 00:01:52.640
+先ほどよりずっといいものができました。
+
+01:52.640 --> 00:01:54.799
+これで分節が3つができました。
+
+01:54.799 --> 00:01:55.759
+ご覧の通り、
+
+00:01:55.759 --> 00:01:56.399
+最初の2つの分節は
+
+00:01:56.399 --> 00:01:57.280
+翻訳の必要がないので、
+
+00:01:57.280 --> 00:01:58.880
+完璧ではありません。
+
+01:58.880 --> 00:01:59.520
+ですから、まだ
+
+00:01:59.520 --> 00:02:02.479
+改善の余地があります。
+
+02:02.479 --> 00:02:04.960
+さて、このファイルセットを
+
+00:02:04.960 --> 00:02:07.119
+OmegaTに入れると翻訳対象単語数が
+
+00:02:07.119 --> 00:02:08.800
+かなり減ります。
+
+02:08.800 --> 00:02:11.360
+単語数が50%、
+
+00:02:11.360 --> 00:02:14.239
+文字数が23%減りましたが、
+
+02:14.239 --> 00:02:15.680
+まだかなりの仕事量です。
+
+00:02:15.680 --> 00:02:17.599
+では、ここでOmegaTについて、
+
+00:02:17.599 --> 00:02:22.239
+そして、OmegaTがどこに役立つかを見てみましょう。
+
+02:22.239 --> 00:02:25.440
+OmegaTは、GPL3+ Java8+ のソフトで
+
+02:25.440 --> 00:02:27.599
+コンピューター支援翻訳ツールです。
+
+02:27.599 --> 00:02:29.440
+Computer Aided Translationと呼ばれます。
+
+02:29.440 --> 00:02:30.720
+CATは翻訳者にとって、
+
+00:02:30.720 --> 00:02:33.280
+プログラマーにとってのIDEのようなものです。
+
+02:33.280 --> 00:02:35.040
+CATは、コンピュータの力を利用して
+
+00:02:35.040 --> 00:02:36.480
+翻訳者の仕事を自動化します。
+
+00:02:36.480 --> 00:02:38.400
+例えば、参考翻訳の検索や
+
+00:02:38.400 --> 00:02:40.800
+ファジーマッチ、自動入力
+
+00:02:40.800 --> 00:02:44.080
+などのようなものです。
+
+02:44.080 --> 00:02:46.319
+OmegaTは最近のものありません。
+
+02:46.319 --> 00:02:48.319
+来年で20年になり、
+
+02:48.319 --> 00:02:48.959
+現時点では
+
+00:02:48.959 --> 00:02:51.440
+SourceForgeのサイトから
+
+00:02:51.440 --> 00:02:53.200
+150万件前後のダウンロードがあります。
+
+00:02:53.200 --> 00:02:54.080
+これにはローカライズや
+
+00:02:54.080 --> 00:02:55.040
+マニュアルに使用されるファイルが
+
+00:02:55.040 --> 00:02:56.480
+多少含まれるので、
+
+00:02:56.480 --> 00:02:57.920
+それほど意味はありませんが、
+
+00:02:57.920 --> 00:02:59.599
+それでもかなり大きな数字です。
+
+02:59.599 --> 00:03:00.720
+OmegaTは、多くのLinux
+
+00:03:00.720 --> 00:03:02.400
+ディストリビューションに含まれますが、
+
+00:03:02.400 --> 00:03:03.680
+ここで見られるように
+
+03:03.680 --> 00:03:05.920
+ほとんどがWindowsでダウンロードされています。
+
+00:03:05.920 --> 00:03:06.800
+なぜなら、翻訳者は
+
+00:03:06.800 --> 00:03:09.680
+ほとんどWindows上で作業しているからです。
+
+03:09.680 --> 00:03:11.120
+OmegaTにもかっこいいロゴと
+
+00:03:11.120 --> 00:03:12.080
+かっこいいサイトがあります。
+
+00:03:12.080 --> 00:03:13.920
+ぜひ一度ご覧ください。
+
+00:03:13.920 --> 00:03:16.159
+サイトはomegat.orgで、
+
+03:16.159 --> 00:03:17.280
+すべての必要な情報が見られます。
+
+00:03:17.280 --> 00:03:19.040
+また、Javaの有無の関わらず、
+
+00:03:19.040 --> 00:03:22.080
+Linuxバージョンもダウンロードできます。
+
+03:22.080 --> 00:03:24.799
+では、OmegaTによって何が変わるのでしょうか?
+
+03:24.799 --> 00:03:26.560
+プロの翻訳者が提供しなければいけないのは、
+
+03:26.560 --> 00:03:27.680
+速く、一貫性があり
+
+00:03:27.680 --> 00:03:29.519
+品質の高い翻訳です。
+
+03:29.519 --> 00:03:30.720
+それを実現するためには、
+
+00:03:30.720 --> 00:03:32.159
+適切なツールが必要です。
+
+00:03:32.159 --> 00:03:34.239
+po-modeがツールボックスの一部であればいいのですが、
+
+00:03:34.239 --> 00:03:35.120
+そうはなっていません。
+
+03:35.120 --> 00:03:36.560
+残念ながら。
+
+03:36.560 --> 00:03:39.760
+ですから、そのようなCATツールを使わなければなりません。
+
+03:39.760 --> 00:03:41.440
+このデモのために作成したプロジェクトを
+
+03:41.440 --> 00:03:43.120
+開くと、OmegaTがどのように表示されるか
+
+03:43.120 --> 00:03:45.200
+お見せしましょう。
+
+03:45.200 --> 00:03:46.640
+表示はかなりややこしいですが、
+
+00:03:46.640 --> 00:03:47.760
+実際には、必要に応じてすべての
+
+00:03:47.760 --> 00:03:49.519
+ウィンドウを変更できます。
+
+03:49.519 --> 00:03:50.400
+OmegaTがどんなものなのか
+
+00:03:50.400 --> 00:03:51.120
+理解していただくために
+
+00:03:51.120 --> 00:03:53.680
+一度にすべてをお見せしたいと思います。
+
+03:53.680 --> 00:03:55.200
+さまざまな色やウィンドウがあり、
+
+00:03:55.200 --> 00:03:55.920
+それらスペースには
+
+00:03:55.920 --> 00:03:57.120
+翻訳者を支援する
+
+03:57.120 --> 00:03:58.560
+さまざまな機能がありますが、
+
+00:03:58.560 --> 00:03:59.360
+皆さんにはあまり
+
+00:03:59.360 --> 00:04:02.879
+馴染みがないかもしれません。
+
+04:02.879 --> 00:04:04.080
+今からそのインターフェースを
+
+00:04:04.080 --> 00:04:05.680
+ご紹介します。
+
+04:05.680 --> 00:04:07.519
+まずは、エディターですね。
+
+04:07.519 --> 00:04:09.439
+エディターは2つの部分から成ります。
+
+04:09.439 --> 00:04:10.480
+番号に関連づけられた
+
+00:04:10.480 --> 00:04:12.319
+現在の分節と、
+
+00:04:12.319 --> 00:04:13.519
+もうひとつは上下にあるすべての
+
+00:04:13.519 --> 00:04:15.840
+分節です。
+
+04:15.840 --> 00:04:16.720
+ウィンドウの一番上には
+
+00:04:16.720 --> 00:04:18.720
+.poファイルにあった最初の3つの分節が
+
+00:04:18.720 --> 00:04:20.799
+表示されています。
+
+04:20.799 --> 00:04:22.880
+ここの最後の4つ目の分節には
+
+00:04:22.880 --> 00:04:28.720
+ファジーマッチが自動挿入されています。
+
+04:28.720 --> 00:04:30.880
+このようなレガシー翻訳は
+
+04:30.880 --> 00:04:32.720
+「翻訳メモリ」と呼ばれます。
+
+04:32.720 --> 00:04:35.280
+OmegaTがこれを自動挿入したのは、
+
+00:04:35.280 --> 00:04:37.120
+私がそうするように設定したからです。
+
+04:37.120 --> 00:04:38.560
+また、私自身のセキュリティのために、
+
+00:04:38.560 --> 00:04:40.639
+翻訳の検証のために
+
+00:04:40.639 --> 00:04:41.919
+削除しなければならない規定の
+
+00:04:41.919 --> 00:04:44.880
+[fuzzy] がついています。
+
+04:44.880 --> 00:04:47.919
+次の機能は、用語集機能です。
+
+04:47.919 --> 00:04:48.479
+今回のプロジェクトには
+
+00:04:48.479 --> 00:04:50.160
+たくさんの用語集データがあります。
+
+00:04:50.160 --> 00:04:52.560
+関連のあるものもあれば、そうでないものもあります。
+
+04:52.560 --> 00:04:53.919
+今翻訳している分節では
+
+00:04:53.919 --> 00:04:55.199
+下線が引かれた項目が
+
+00:04:55.199 --> 00:04:57.520
+あります。
+
+04:57.520 --> 00:04:59.040
+右側のポップアップメニューでは
+
+00:04:59.040 --> 00:05:02.240
+入力中に用語を入れることができます。
+
+05:02.240 --> 00:05:04.639
+これは自動挿入システムのようなもので、
+
+00:05:04.639 --> 00:05:07.039
+履歴予測や定型文などと
+
+00:05:07.039 --> 00:05:14.479
+いったような入力補完に対応しています。
+
+05:14.479 --> 00:05:15.440
+右側の部分には、
+
+00:05:15.440 --> 00:05:17.120
+.poと.texiのファイルから
+
+00:05:17.120 --> 00:05:18.240
+直接得られた
+
+00:05:18.240 --> 00:05:21.440
+参照情報があります。
+
+05:21.440 --> 00:05:23.440
+また、パートナーの翻訳者と
+
+00:05:23.440 --> 00:05:25.759
+共有できるメモもあり、
+
+05:25.759 --> 00:05:28.080
+翻訳完了までに
+
+00:05:28.080 --> 00:05:31.199
+あと143,000分節あることを示す
+
+00:05:31.199 --> 00:05:35.280
+数字も表示されています。
+
+05:35.280 --> 00:05:37.120
+しかし、どうしても
+
+05:37.120 --> 00:05:40.000
+入力したくない文字列がたくさんあります。
+
+05:40.000 --> 00:05:42.160
+例えば、これらの文字列は
+
+00:05:42.160 --> 00:05:43.840
+典型的な .texi の文字列で、
+
+00:05:43.840 --> 00:05:45.039
+翻訳者が入力する
+
+00:05:45.039 --> 00:05:46.479
+必要はありません。
+
+00:05:46.479 --> 00:05:47.360
+これについて
+
+00:05:47.360 --> 00:05:50.400
+どうにかしなければなりません。
+
+05:50.400 --> 00:05:51.600
+そのためには、正規表現を使い
+
+00:05:51.600 --> 00:05:52.479
+保護された文字列を作成し、
+
+00:05:52.479 --> 00:05:54.400
+ソース分節では
+
+05:54.400 --> 00:05:56.800
+文字列をすぐに視覚化し、
+
+00:05:56.800 --> 00:05:59.120
+ターゲット分節で
+
+05:59.120 --> 00:06:00.479
+半自動的に入力し、
+
+00:06:00.479 --> 00:06:01.680
+整合性を
+
+00:06:01.680 --> 00:06:04.479
+チェックできるようにしましょう。
+
+06:04.479 --> 00:06:06.479
+処理したい文字列を定義するのに
+
+06:06.479 --> 00:06:08.160
+考えた正規表現は
+
+00:06:08.160 --> 00:06:09.600
+このようなものです。
+
+06:09.600 --> 00:06:11.120
+正規表現のプロではないので、
+
+00:06:11.120 --> 00:06:13.360
+皆さんからのご指摘もあると思います。
+
+00:06:13.360 --> 00:06:14.560
+しかし、この表現は
+
+00:06:14.560 --> 00:06:15.919
+Orgモードの構文を
+
+00:06:15.919 --> 00:06:17.919
+まだ含んでいないにもかかわらず
+
+00:06:17.919 --> 00:06:20.960
+十分な定義になっています。
+
+06:20.960 --> 00:06:22.344
+これで、触ってはいけない
+
+00:06:22.344 --> 00:06:23.440
+.texi 特有のものが
+
+00:06:23.440 --> 00:06:24.960
+すべてグレーで
+
+06:24.960 --> 00:06:26.100
+表示されるようになりました。
+
+00:06:26.100 --> 00:06:27.680
+実は、お気づきかもしれませんが
+
+00:06:27.680 --> 00:06:28.479
+少しズルをしました。
+
+06:28.479 --> 00:06:30.319
+先ほどの正規表現に「年」と
+
+00:06:30.319 --> 00:06:32.000
+「Free Software Foundation」の名前を追加しました。
+
+00:06:32.000 --> 00:06:34.000
+なぜなら、どんな種類の文字列でも
+
+00:06:34.000 --> 00:06:35.520
+保護できることを
+
+00:06:35.520 --> 00:06:38.560
+示したかったからです。
+
+06:38.560 --> 00:06:39.520
+これで、
+
+00:06:39.520 --> 00:06:41.360
+触れたくない文字列を
+
+00:06:41.360 --> 00:06:43.440
+可視化することができましたが、
+
+06:43.440 --> 00:06:45.440
+それでもすべての文字列を翻訳に
+
+00:06:45.440 --> 00:06:46.880
+入力しなければなりません。
+
+06:46.880 --> 00:06:48.319
+そのために、先ほどの用語集で使った
+
+00:06:48.319 --> 00:06:50.400
+ポップアップメニューがあれば、
+
+00:06:50.400 --> 00:06:51.520
+編集メニューの中にも
+
+00:06:51.520 --> 00:06:52.400
+不足しているタグを
+
+00:06:52.400 --> 00:06:53.919
+簡単に挿入するための
+
+00:06:53.919 --> 00:06:57.199
+ショートカットも用意されています。
+
+06:57.199 --> 00:06:58.800
+最後に忘れてはならないのが
+
+00:06:58.800 --> 00:07:00.800
+入力の検証が可能なことです。
+
+00:07:00.800 --> 00:07:02.479
+ここで、OmegaTは7つの保護された文字列を
+
+00:07:02.479 --> 00:07:05.759
+見逃したことをきちんと見せてくれます。
+
+07:05.759 --> 00:07:07.599
+私は1998年だけを入力しましたが、
+
+00:07:07.599 --> 00:07:09.280
+5つの異なる年があり、
+
+00:07:09.280 --> 00:07:10.479
+著作権の文字列と
+
+00:07:10.479 --> 00:07:14.240
+FSF名の文字列がありました。
+
+07:14.240 --> 00:07:15.970
+この極めてネイティブに近い
+
+00:07:15.970 --> 00:07:16.960
+Texinfo対応により、
+
+00:07:16.960 --> 00:07:18.880
+入力するものがずっと少なくなり、
+
+07:18.880 --> 00:07:19.919
+エラーの可能性も
+
+00:07:19.919 --> 00:07:21.120
+ずっと低くなりました。
+
+00:07:21.120 --> 00:07:25.199
+とはいえ、まだまだ大変な作業であることは間違いありません。
+
+07:25.199 --> 00:07:26.319
+今、私たちが望んでいるのは、
+
+00:07:26.319 --> 00:07:27.840
+仲間の翻訳者と一緒に仕事をすることです。
+
+00:07:27.840 --> 00:07:28.720
+ここでわからないければならないのは、
+
+00:07:28.720 --> 00:07:29.840
+OmegaTが実際に隠れ
+
+00:07:29.840 --> 00:07:32.080
+svn/gitクライアントであり、
+
+00:07:32.080 --> 00:07:34.240
+チームプロジェクトがsvn/gitプラットフォームで
+
+07:34.240 --> 00:07:36.319
+ホスト可能であることです。
+
+07:36.319 --> 00:07:37.199
+翻訳者は、VCSについて
+
+00:07:37.199 --> 00:07:38.880
+何も知る必要はありません。
+
+00:07:38.880 --> 00:07:40.720
+ただ、アクセス認証を必要とし、
+
+00:07:40.720 --> 00:07:42.400
+OmegaTは翻訳者の代わりにコミットします。
+
+00:07:42.400 --> 00:07:44.080
+このようにして、
+
+00:07:44.080 --> 00:07:45.759
+醜くて不十分なウェブベースの
+
+00:07:45.759 --> 00:07:47.199
+翻訳システムを使う必要なく、
+
+00:07:47.199 --> 00:07:48.800
+強力なオフラインのプロフェッショナルツールを
+
+00:07:48.800 --> 00:07:51.440
+使うことができるのです。
+
+07:51.440 --> 00:07:52.479
+この翻訳プロジェクトを
+
+00:07:52.479 --> 00:07:54.160
+ホストしているプラットフォームを見ると、
+
+00:07:54.160 --> 00:07:55.919
+このように見えます。
+
+07:55.919 --> 00:07:57.199
+最後の更新は、このスライドを作成した
+
+00:07:57.199 --> 00:07:58.639
+20日と30秒前のもので、
+
+00:07:58.639 --> 00:08:00.720
+同じファイルセットで
+
+08:00.720 --> 00:08:02.479
+一緒に作業したパートナーが
+
+00:08:02.479 --> 00:08:04.639
+いたことがわかります。
+
+08:04.639 --> 00:08:05.520
+私たちは翻訳をプラットフォームに
+
+00:08:05.520 --> 00:08:06.879
+コミットしたように見えますが、
+
+00:08:06.879 --> 00:08:07.680
+それは私たちでなく、
+
+00:08:07.680 --> 00:08:11.039
+OmegaTでした。
+
+00:08:11.039 --> 00:08:13.599
+すべての面倒臭い仕事はOmegaTが行います。
+
+08:13.599 --> 00:08:15.039
+定期的にサーバーに保存し、
+
+00:08:15.039 --> 00:08:16.879
+サーバーから同期します。
+
+08:16.879 --> 00:08:18.720
+翻訳者は、仲間の翻訳した内容を
+
+08:18.720 --> 00:08:20.479
+定期的に得られます。
+
+00:08:20.479 --> 00:08:21.680
+そして必要に応じて
+
+00:08:21.680 --> 00:08:23.360
+OmegaTは、簡単な
+
+00:08:23.360 --> 00:08:25.440
+コンフリクト解決のためのウインドーを表示します。
+
+08:25.440 --> 00:08:27.039
+翻訳者は、svnやgitを使って
+
+08:27.039 --> 00:08:29.360
+何かをする必要はありません。
+
+08:29.360 --> 00:08:30.800
+そして今、私たちは、
+
+00:08:30.800 --> 00:08:31.599
+マニュアルが翻訳され、
+
+00:08:31.599 --> 00:08:33.120
+最終的にはEmacsに含まれるという
+
+00:08:33.120 --> 00:08:34.159
+そう遠くはない未来を
+
+00:08:34.159 --> 00:08:35.279
+思い描くことができますが、
+
+00:08:35.279 --> 00:08:36.080
+それはこのプレゼンテーションとは
+
+00:08:36.080 --> 00:08:39.760
+別の話になります。
+
+08:39.760 --> 00:08:42.080
+というわけで、セッションの終わりになりました。
+
+08:42.080 --> 00:08:44.240
+ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
+
+08:44.240 --> 00:08:45.600
+たくさんのトピックについて
+
+00:08:45.600 --> 00:08:46.880
+触れないと約束しましたが、
+
+00:08:46.880 --> 00:08:50.000
+約束は守れたのではないでしょうか。
+
+08:50.000 --> 00:08:51.600
+Q&Aもありますが、
+
+00:08:51.600 --> 00:08:52.517
+実は、先週の土曜日に
+
+00:08:52.517 --> 00:08:53.600
+Redditでこのセッションに関するスレッドも
+
+00:08:53.600 --> 00:08:55.519
+立ち上げました。
+
+08:55.519 --> 00:08:57.279
+emacs-helpやemacs-develのメーリングリストでも
+
+00:08:57.279 --> 00:08:59.200
+私の名前を見つけることができますので、
+
+00:08:59.200 --> 00:09:00.480
+ご質問やご意見がありましたら、
+
+00:09:00.480 --> 00:09:02.080
+遠慮なくお寄せください。
+
+09:02.080 --> 09:06.760
+それでは、またお会いしましょう。